文化・芸術

2009年6月 7日 (日)

わたしの句読点

たばこと塩の博物館で、
「わたしの句読点」という展覧会が開催されている。
これは東京イラストレーターズ・ソサエティという、
言ってみれば日本のイラストレーターの頂点みたいな方々の集まりで、
ここに入るということ=一流であることの証明である。
普段懇意にしていただいている、篠崎三郎先生がここの会員で、
オープニングパーティーなるものにご一緒させていただいた。

あっ!あれに見えるは長年の憧れの人、
そして勝手に心の師匠とお呼びしている、
和田誠先生!!!
ミーハー丸出しの私はすかさず、
持参した「ポートレイト・イン・ジャズ」
(文・村上春樹 絵・和田誠)にサインをいただいた。
和田先生は、
「俺先生とかじゃないんだけどなあ〜。
これ、俺じゃなくて村上春樹にサイン頼んだ方がいいんじゃないの?」
などとおっしゃっていた。
握手していただき、「がんばります」と言ったら、
「あんまりがんばらなくっていいよ」などと笑っておられた。

それから、ミーハー根性は尽きることなく、
下谷二助さん、渡辺リリコさん、安西水丸さん、南伸坊さん、北谷しげひささん、
木村桂子さんにサインをいただいた。もちろん篠崎先生にも。
北谷先生は気さくで元気でエネルギッシュで優しく、
安西先生は、シャイな佇まいだけど画材の質問をするととても丁寧に答えて下さった。
下谷先生には「で、あなたは何物?」と尋ねられたので、
「ハア、うだつのあがらないイラストレーターです」と答えた。
パーティーには、上田美根子さんや山口はるみさんもいらっしゃった。
私が女子美の頃、みんなして憧れた方々だ。山口マオさんからはハガキをいただいた。

帰り、一人考えた。
私は一体いつまで「うだつのあがらないイラストレーター」を続けるんだろうと。
もしかしたら一生かもしれない。
さっきまでの華やかさと真逆の苦さをかみしめながら、
まあ、とりあえずこの気持をバネにがんばるしかないなと開き直ることにした。
和田先生にはがんばるなと言われたけど、
才能が少ない者にとっては努力しかないんです。先生。


Kutouten


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2009年1月26日 (月)

セザンヌ主義2

そういえば会場でビデオが流されていて、
絵の解説をしていた。
絵でも小説でも音楽でも作家がもうこの世にいないのに
自分の作品のように解説をする人はたくさんいるけど、
あれ本当なんだろうか。

「え、オレなんも考えてないんだけど」とか、
「これはただ面倒くさかったから」とか
「ちょっと偶然こうなっちゃって」だったりして。

何でも、いかにもそれふうに言うと、
それふうに聞こえるもんだよね。
でも自分が正直に感じたことを信じる方が、
ぐらつかずに立っていられる。


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2009年1月25日 (日)

セザンヌ主義

横浜美術館でセザンヌ主義という展示を見た。
セザンヌだけかと思ったら、
セザンヌに影響を受けた多くの画家の絵も並んでいた。
日本の画家の絵も結構多かった。
日本人ってやっぱり性格なのか、
模倣してても結構緻密に描いちゃうような感じ。
セザンヌ先生はあんなに薄塗りでささっと描いてて、
四隅なんか塗っていないような、あっさりした絵なのに、
少し離れて見ると山や家や人がぐわっと浮かび上がってくる。

セザンヌ先生の絵は「解像度」をわざと低くしてあるんだ。
そこに空気があるように見せる技なのかも。
難しいことはよくわかんないけどそう感じた。

ところで、学生の頃、課題でよく美術館に行ったけど、
今ほど混んでなかった気がする。
絵を描いたりする人が多くなったのかなあ?

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