書籍・雑誌

2010年8月12日 (木)

柴田トヨさんの詩

飛鳥新社から出ている
「くじけないで」という本は、
98歳で一人ぐらしをしている
柴田トヨさんの詩集だ。
その中でグッときた詩をご紹介します。
人によって感じ入るところは色々だと思うけど、
私には思い当たるふしがあったので。

先生に

私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい

「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ


・・・義理の母が大きな病気で入院したとき、
その病院の茶髪の看護婦さん、
悪気はないんだろうけど、
全くしっかりしている母に向かってずーーっと、
「じゃあ、検温やろっか〜?
うん、明日は検査するからねえ〜。
9時以降、なんにも食べちゃだめだよお〜」
と、まるで幼児に話しかけるような言葉で、
ずっと通したのを見て、
なんだかムカムカしたのを思い出した。
もちろんその間、母は敬語だった。

もう赤ちゃんみたいになってしまった老人相手に、
自分の気持ちやテンションを奮い立たせるつもりで、
子どもに話しかけるようにするやり方だってあるだろう。
その方がコミュニケーションが取りやすいことだってあるだろうけど、
この場合は違うでしょ、と言いたかった。
母の立場が悪くなって居づらくなったら困るから言わなかったけど・・。


さて、そんなことを考えていると一本の間違い電話。
電話の向こうはかなーり年配の女性の雰囲気。
「あなた、今日、うちにいらした?」と言うので、
番号、お間違えですよ、と何度言ってもわかってもらえず、
最後には
「それじゃあ私は何番にかけたらいいんですか?」と言われ、
こ、こ、困惑・・・・・・。
もしかしてただ寂しくて
誰かと話したかったのかな。


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